提供数・厨房環境・用途に合わせた最適な一台を

炊飯器 業務用

飲食店や給食施設、ホテルなど、日々大量にご飯を安定して提供する現場では、
炊飯器の選び方一つで調理効率やご飯の仕上がりが大きく変わります。

容量や加熱方式、設置環境が合わない機種を選ぶと、

  • ご飯の仕上がりにばらつきが出る
  • 調理時間やランニングコストに影響する

といった“選定ミス”につながることもあります。
このページでは、

  • ・容量の目安
  • ・加熱方式ごとの違い
  • ・導入前に確認したいポイント

業態別の選び方についてわかりやすく解説します。

業務用炊飯器の選び方で失敗しないために知っておきたいこと

業務用炊飯器は、一度に数十キロの米を炊き上げる能力や、
現場に必要な機能の有無によって、調理効率やご飯の品質に大きく影響します。
しかし、炊飯器には複数のタイプがあり、
「どれを選べばいいのかわからない」という声も少なくありません。

まずは、提供数・炊飯頻度・設置環境を整理し、現場に合った機種を選ぶことが失敗しない第一歩です。

容量の選び方(提供数から考える)

一升はごはん20杯分
升数合換算ご飯の量(杯)想定業態
2升約20合約40杯小規模定食・個人店
3升約30合約60杯中規模飲食・社員食堂
5升約50合約100杯社員食堂・大型店舗

ピーク時の提供数や保温時間も考慮し、やや余裕のある容量を選ぶことがポイントです。

加熱方式と特徴

業務用炊飯器は、主に加熱方式の違いによって炊きあがりや使い勝手が変わります。
それぞれの特徴を理解し、店舗の規模や運用に合った方式を選ぶことが大切です。

ガス式炊飯器

ガスの強い火力を活かし、短時間で一気に炊き上げるのが特徴です。
大量炊飯でも米の芯までしっかり熱が入り、ふっくらとした仕上がりになります。

  • 炊飯時間が短く、回転率を重視する店舗に向いている
  • 大量炊飯でも味が安定しやすい
  • ランニングコストを抑えやすい

※都市ガス・LPガスの種類や、換気・排気設備の確認が必要です。

向いている業態:社員食堂、給食施設、大衆飲食店

マイコン式炊飯器

ヒーターとマイコン制御によって炊飯する、シンプルで扱いやすい電気式です。
操作が簡単なため、スタッフの入れ替わりが多い現場でも安心して使えます。

  • 操作が分かりやすく、導入しやすい
  • 初期コストを抑えやすい
  • 電気式で設置の自由度が高い

※火力は控えめなため、炊飯量が多い場合は時間に余裕が必要です。

向いている業態:小規模飲食店、福祉施設、バックヤード用

IH式炊飯器

電磁誘導加熱により内釜全体を均一に加熱するため、
炊きムラが少なく、安定した品質を保ちやすいのが特徴です。

  • ご飯の仕上がりが安定しやすい
  • タイマーやメニュー設定など機能が充実
  • 再現性が高く、品質管理しやすい

※本体価格や消費電力はやや高めになります。

向いている業態:レストラン、ホテル、病院

保温ジャー(保温専用)

炊きあがったご飯を適切な温度で保温するための機器です。
炊飯器と併用することで、提供時間が長い現場でも品質を保てます。

  • 大量のご飯を一定温度で保温できる
  • 配膳時間が長い現場でも作業効率が向上
  • 炊飯器の稼働回数を減らせる

※長時間保温する場合は、乾燥や劣化を防ぐための管理が重要です。

向いている業態:ビュッフェ、社員食堂、配膳時間の長い施設

導入前に必ず確認したいポイント

性能だけで選ぶと、設置できない場合があります。

  • ・ガス式の場合:
    → 都市ガス/LPガスの確認、ガス口径・換気条件
  • ・電気式の場合:
    → 電源(単相100V/200V/三相200V)
  • ・設置スペース:
    → 本体寸法+蒸気・排熱のスペース

これらを確認することで、
導入後のトラブルや追加工事を未然に防げます。

業態別 おすすめ炊飯器

レストラン・飲食店

品質と安定性重視 → IH式ガス式

小規模店舗・カフェ

省スペース・低コスト → マイコン式IH式

社員食堂・給食施設

短時間・大量炊飯 → ガス式IH式

ホテル・ビュッフェ

保温と機能性 → IH式+保温ジャー

病院・福祉施設

安全性・操作性 → マイコン式IH式

中古炊飯器を選ぶときの注意点

中古品はコストを抑えられる一方で、状態の見極めが重要です。

  • 内釜の摩耗・変形の有無
  • ヒーター・バーナーの劣化
  • 使用年数と部品供給の可否

信頼できる業者で点検・整備済みの製品を選ぶことで、安心感が高まります。

よくある失敗と回避のポイント

  • 容量ギリギリで選んでしまいピーク時に足りない
    → 余裕を持った容量を選ぶ
  • 設置条件を確認せず、電源やガスが合わない
    → 導入前にインフラをチェックする
  • 保温性能を軽視してご飯が劣化
    → 保温ジャー併用を検討する

まとめ

加熱方式や容量、設置条件など、
業務用炊飯器は事前に確認しておきたいポイントがいくつかあります。

使用環境や提供数に合った機種を選ぶことで、
日々の調理をよりスムーズに行うことができます。