電気機器のコンセント(プラグ)について
日本のコンセントには、大きく分けて単相100V・単相200V・三相200Vの3種類があります。
コンセントには電圧や接地極の有無など多くの種類があり、代表的なコンセントの形状と電圧は下記の通りです。
単相200V・三相200Vは単相100Vとは違い、刃受けの形状が違います。アンペア数によって形状が異なりますので注意してください。
単相100V
ご家庭で
よくみられるコンセント
業務用で
よくみられるコンセント
接地極(アース)が付いた
3ピンプラグのコンセント
➡
変換アダプタ―を取り付けて
2ピン仕様にすることも可能
単相200V
業務用電子レンジ、IHコンロ、IH炊飯ジャー等に多いです。引掛け(フック)型のプラグもあります。
単相100V用とは違い、刃受けの形状が違います。アンペア数によって形状が異なるのでご注意ください。
代表的なコンセントの形状
ストレート
フック型
接地極付 20A 250V (イメージ画像)
フック型
三相200V
業務用冷凍冷蔵庫や食器洗浄機など、大きな電力を使う製品に使用されています。
単相100V用とは違い、刃受けの形状が違います。アンペア数によって形状が異なるのでご注意ください。
代表的なコンセントの形状
ストレート
フック型
接地極付 30A 250V (イメージ画像)
フック型
プラグを差したのに運転しない!そんなときは・・・
上記を踏まえて、コンセントの形状が建物側と製品側で一致しており、
プラグが刺さっているにも関わらずうまく運転しない場合は、逆相・欠相・無電圧の電源異常が考えられます。
ブレーカーやプラグ内の配線を修理する必要がありますので、設置・設備工事をした業者またはお買い上げの販売店へご相談ください。
フクシマガリレイ:エラーコード【3P】
ホシザキ:エラーコード【E6】
大和冷機:エラーコード【E4】
周波数とは
日本国内の電気は東日本で50Hz、西日本で60Hzと周波数が分かれています。
ほとんどの厨房機器は50Hzと60Hzの両方の周波数に対応していますが、
一部の厨房機器(電子レンジ・食器洗浄機・ミキサー等)では未対応のものも存在します。
間違った周波数のものを使用すると、故障や火災の原因になります。
周波数は製造ラベルから確認できます。
ガス機器のガス種とは
ガス機器で使用するガスには、都市ガスとプロパンガス(LPガス)の2種類があります。
都市ガスは、道路の下に通っているガス管を通じて供給されます。
プロパンガスは液化されたガスをボンベに充填し、各契約者に配送されます。エリアを問わず導入可能です。
ガス種が異なる製品を無理やり使用することは大変危険です。
ガスレンジやフライヤー等のガス機器をご検討中の方は、購入前に店舗のガス種をよく確認してください。
ガスの接続・取り外しは、お近くのガス業者様へお問い合せ下さい。
都市ガス
都市ガスの場合、
機器の製造ラベルには「12A」「13A」「都市ガス用」といった表記が使われています。
プロパンガス
プロパンガスの場合、
機器の製造ラベルには「LPガス用」といった表記が使われています。