夏場に起こりやすい冷機器トラブルの原因と、営業を止めないためのチェックポイント

厨房機器 トラブル 点検

飲食店や施設の厨房にある冷蔵庫・冷凍庫・製氷機などの業務用冷機器は、
夏になると気温や湿度の上昇により、1年で最も負荷が高くなる時期です。
その結果、次のようなトラブルが起きやすくなります。

  • 氷ができない
  • 庫内が十分に冷えない
  • 霜や結露がひどい

これらの不具合は営業への影響だけでなく、
食材ロスや衛生リスク、売上機会の損失にもつながります。

本コラムでは、夏に増える冷機器トラブルの原因と対策を
現場目線でわかりやすく解説するとともに、
日常点検のポイントや「修理するか買い換えるか」の判断基準まで紹介します。

なぜ冷機器トラブルは夏に増えるのか?

冷機器のトラブルが夏に多く発生するのは、次のような要因が重なるためです。

  1. 機器本体の経年劣化
    コンプレッサーや温度センサーなどの消耗が進んでいる場合、夏の負荷で不具合が出やすくなります。
  2. 設置環境の影響
    厨房内の高温・通気不良・湿度上昇などの環境条件が冷却効率を低下させます。
  3. 日常の使い方・管理不足
    清掃不足や庫内の詰め込み過ぎ、扉の開閉頻度が多いことが冷却性能の低下やトラブルを招きます。

このうち 設置環境の改善や日々の管理の工夫によって防げる問題が多い のが特徴です。

夏に多い冷機器トラブルとその対策

冷蔵庫・冷凍庫の温度が上がる

製氷機の氷ができない・小さい
異音や異臭がする
ブレーカーが落ちる・電源が切れる
霜の付着
結露が気になる

日常点検のチェックポイント

項目チェック内容推奨頻度
フィルターホコリ・油汚れの有無、清掃月1回(油の多い場所は2週に1回)
ドアパッキンひび割れ・密閉性月1回
設置環境熱こもり・通気常時
厨房温度高温・多湿になっていないか常時
庫内整理冷風口を塞いでいないか常時

修理か買い換えかの判断基準

状況判断の目安
使用5年未満で軽度不具合修理対応が基本
使用8~10年以上買い換え検討
修理費が新品の半額以上買い換えが現実的

※使用頻度や環境により差があります。

中古冷機器は夏前に需要が高まる

夏が近づくと急な故障による代替機のニーズが増え、
状態の良い中古冷機器は早めに動く傾向が強くなります。
不安があれば暑さ本番前の早めの修理や入れ替え検討がおすすめです。

まとめ

業務用冷機器のトラブルの多くは、日常の清掃・点検・環境管理によって防ぐことができます。

  • 機器の状態チェック
  • 汚れや劣化部分の早期対応
  • 通気と庫内管理の見直し

これだけでも、食材ロスや営業トラブルを大きく減らせます。
暑さ本番前に、しっかり点検して安心な厨房運営につなげましょう。