オゾン水は、酸化反応後に水と酸素が残るだけ。人にも環境にも優しい除菌水
オゾンの分子式はO3、つまり、酸素(O2)を原料にしてつくられます。オゾンは極めて不安定で反応性が高いので、何かと反応をして、もとの酸素に戻ろうとします。その時に、雑菌やニオイ物質と反応することで、除菌や消臭をすることができます。
オゾン水の使用は、薬剤耐性菌(AMR)が出現しない除菌方法
オゾン水により薬剤耐性菌が出現しない機構は次のように考えられます。
①細胞膜の損傷によって細胞膜に破壊が起こる。 ②細胞内に透過したオゾンがRNAやリボゾームを分解する。 ③細胞膜中酵素の変性によって菌体の代謝やエネルギーを生み出すことが不可能となる。
④細胞内の染色体またはその構成物のDNAを損傷する。これらの一連の過程が同時に起こり、細菌は構造的破壊されるため薬剤耐性菌が生じないと考えられています。
オゾン水は、食品添加物。食品洗浄に使うことができる
日本においては、以前より「既存食品添加物」として食品工場や飲食店などでの除菌作業に使われています。